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2006年04月14日

Bob Davidson という先輩

昨日のシアトルマリナースの試合で球審を務めていたのが、WBCでとても有名になった”ボブ・デビッドソン”です。彼は現在、メジャーリーグの試合に年間100試合程度出場できる契約なのです。マイナーリーグに籍があるわけではありません。

彼は、1983年からメジャーリーグ審判に昇格し、1999年に、今年のWBC決勝戦で球審を務めたトム・ハリオン氏の行為が、審判としては強行すぎるということで、メジャーリーグから出場停止の処分を受けました。これを不服とした審判組合は、全員”辞表”を出したのでした。ほとんどの審判達が辞表を撤回していくなか、22人の審判達は、撤回せず、結局は、辞めていったのでした。ボブもその中の一人です。

その後、彼はもう一度メジャーの舞台で審判することを諦める事が出来ず、1からやり直しをしたのでした。マイナーリーグ審判に採用されるためのトライアウトからです。2003年のその場で、自分も彼と一緒でした。そして、2人で審判を行なうルーキーリーグとシングルAのリーグで3年間マイナーリーグ審判としてメジャー復帰を目指していたのでした。

メジャーで17年も経験し、何千万もの給料をもらっていた人物が、2人制のルーキーリーグからやり直していたのです。どれほど、審判に対して情熱があるかがわかることと思います。

素顔のボブは、典型的なアメリカ人の”やさしいお父さん”タイプの人物です。家庭を大事にして、日曜大工などの家のことはなんでも自分でこなし、休みの日には、家族を連れて山にハンティング(狩)に出かけていくような、絵に描いたようなやさしいおとうさんなのです。

WBCの件があり、日本では、いろいろと未だにおもしろおかしく報道されていますが、判定に対しの批判はともかく、決して彼の人間性まで否定するような報道だけは、しないで欲しいと強く要望します。

彼の数少ない日本人の友人としてのお願いです
PBUC, 入学 008.jpg
posted by 平林岳 at 10:32 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
こんにちは。
99年にWBCなんてありましたか?主審の強行だと判断された行為を教えてもらうことはできますか?
Posted by あつし at 2006年04月14日 16:47
99年には、WBCはなかったです。今回のWBC決勝戦で球審を務めたトム・ハリオン氏が99年にという意味です。わかりずらくてすみません。強行と判断された行為は、投手が投球の判定に対して暴言を吐いて退場になり、その後投手が球審のトムに対し挑発的な行為をしたのを受けて、投手のほうに捕手が止めているにもかかわらず、向って行こうとしたのです。それを審判が攻撃的すぎるということで処分されたのです。
Posted by 平林 岳 at 2006年04月14日 17:39
平林様
こんばんわ。巷間有名になった「ボブ氏」の報道されざる一面を知ることが出来ました。
マスコミって、扱い方によっていろいろな雰囲気をバイアスかけて作れてしまうので怖いですね。
Posted by baseballmiddle at 2006年04月14日 20:38
御返事ありがとうございます。
HallionさんもDavidsonさんと同じように辞めて、現在、同じような契約をもらいMLBに復帰を目指されてる方ですか?
Posted by あつし at 2006年04月15日 07:09
そのとおりです。もう一人同じ境遇の審判がいます。それが、WBC準決勝 日本対韓国戦で球審を務めた、”エド・ヒッコックス”さんです。
Posted by 平林 岳 at 2006年04月15日 08:42
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