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2006年10月24日

素晴らしい審判仲間

日本シリーズの第3戦が終わりました。同期の川口君は、球審を終え、リラックスして控え審判としてこの試合を見ていたことと思います。本当にお疲れ様でした!又、明日から試合に出場だと思いますが、がんばってください。

最高の舞台で仕事をしている先輩がたや仲間の雄姿がとても眩しく、かっこよく見えます。(そう思うのは、同じ審判仲間だけなのでしょうか?そんなことないですよね・・・?)今日の第3戦で球審をされていたのがセリーグの渡田さんでした。僕にとって影響の大きく、思いでも多い先輩の1人です。僕が大学時代にプロを夢見て草野球の審判に明け暮れていた頃、明治神宮外苑審判協会(現外苑審判倶楽部)の審判講習会で講師として参加されていた時に知り合いました。体育大学出身でとても厳しいかたなのですが、面倒見がとてもいい先輩で、いつも自分のことを気にかけてくれていました。ある年のオフシーズンに声をかけてくれて、キャンプイン前の自主トレーニングに誘ってもらったのです。当時渡田さんの住んでいた二子玉川の土手で、2人だけで永遠、インターバルで、グランドを何周も何周も走らされたのを思い出します。とてもきつかったのですが、トレーニング後にいつも自宅に呼んでくれて、奥さんの手料理を腹一杯食べさせていただいていました。当時、小さかったお子さんが今はもうわからないくらい大きくなったことでしょう。(20年ぐらい前です。)今日の渡田さんの素晴らしいお仕事を見ていて、そんな良き思い出が走馬灯のように蘇ってきました。

渡田さん、そして奥様、その節は本当にお世話になりました。日本球界は辞めてしまいましたが、自分の夢を追いかけて何とかがんばっています。僕もがんばって、若い人が審判に魅力を感じて、プロを目指すような子をたくさん輩出できるようにがんばっていきます。長いことご挨拶にも伺えずに申し訳ありません。いつか必ず伺います。

審判を目指す若者がドンドン増えるように、いろいろな機会を作っていきますので、是非興味のあるかたは門を叩いてください。皆さん、”審判をやろう!”仲間になってください。
■審判の審判による審判のための法人UDC
http://www.umpire-dc.org/

posted by 平林岳 at 23:41 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記
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2006年10月22日

仲間の晴れ舞台

日本では日本シリーズ、アメリカにおいてはワールドシリーズが始まりました。両国の頂上を決める大事なシリーズです。この最高峰のゲームに僕にとってとても身近な審判が今回初めて出場しているのです。とても嬉しく思うのと同時に、ものすごく大きな(良い)刺激を受けています。

日本シリーズに出場しているのは、今日の試合で球審を務めていた川口亘太審判員です。彼とは、パリーグに同期に入り、イースタンリーグの試合では2人で大暴れしていたことを鮮明に覚えています。僕は、アメリカでの経験はあったものの、日本のプロ野球に馴染むのがとても苦労していました。川口君は、審判経験が全くない状態で入ってきました。そんな2人は、いつも一緒で、先輩が一人入って3人で試合をこなしていました。時々食事をしたりして会うのですが、いつも昔の話になり、「しょっちゅう間違えたよなあ。」とか「○○監督に抗議に出てこられた?」と懐かしく話しています。そんな彼が日本シリーズに選ばれる、立派な審判になったのです。自分のことのように本当に嬉しいことです。パリーグの引っ張っていく審判としてもっともっとがんばって欲しいと思います。

ワールドシリーズに出場しているのは、アルフォンソ・マルカス審判員で、以前に何度かブログにも登場したと思います。彼とは、ルーキーのためのスプリングトレーニング(オープン戦)、エクステンデッド・スプリングトレーニングで一緒に審判をしていました。もともとはメキシコ人でアメリカで育ったようです。スペイン語と英語がペラペラなので、野球界では大変役に立つ存在です。今年のシーズン中もシアトルで一度会いましたが、以前と変わらず、とても気さくないい好青年でした。彼が使っているマスクは、10年ぐらい前に僕が買ってあげた日本のミズノ製マスクです。とても本人が気に入っているようで、今年会ったときに新しい物を注文してあげましたが、それまでずっと1個のマスクを大事に使っていたのです。道具を大切にするということは、洋の東西を問わず、とても大切な事なんだなあと感じました。そんな彼が、今年のオールスター戦に続き、連続でワールド・シリーズにも選ばれたのでした。アメリカでの同期審判のなかで一番早い出場です。こちらも自分のこと以上に嬉しい出来事です。

親しい仲間が出世をしていく姿をみて、喜ぶと同時に刺激になっています。僕の夢への道はすぐに達成は出来ないことだと思いますが、何年かかっても達成したいと思います。それまで、忘れずにご声援をお願いいたします。”いつかは俺だって!”です!
posted by 平林岳 at 23:05 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
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2006年10月17日

オフの審判普及活動

近頃は、オフシーズンの審判普及活動、野球による青少年の健全育成活動などの準備を進めています。毎年行なっている、師匠ジム・エバンス氏を呼んでの審判講習会は、年内の予定が準備の都合で出来なくなり、来年の2月、3月に開催する予定になりました。たくさんのかたから、”ジムのクリニックはいつやるの?”と聞かれていました。期日がはっきりしなくて申し訳ありません。出来るだけ早くお知らせします。

少年野球指導者と父母向けのスポーツマンシップ・セミナーは、年内と来年に1度づつ開催する予定です。少年野球ルール&マナー教室も年内と年明けに数度開催したいと思っています。こちらは、開催して欲しい連盟等がありましたら、ご連絡いただきたいと思います。お子さん100名、指導者・父母50名程度集まると教室を開催できます。開催できる場所を募集しますので、是非ご応募ください。内容につきましては、UDCホームページでご覧いただけます。ご参考までに。
http://www.umpire-dc.org/

我々の仲間を派遣していた、日本初の独立リーグである四国アイランド・リーグの今季日程が全て終了したと報告を受けました。今年で2年目だったのですが、UDCの審判(3名)は、地元の審判のかたがたからとてもよくやっているということをあちらこちらから聞きました。代表としてこんなに嬉しいことはありません。本当にお疲れ様でした。これから来年派遣する審判を見つけて育てるのが我々の仕事です。(もうUDCからはいらないといわれるかも知れませんが・・・。)このような場所があることによってひとりでも多くに若者が審判に興味を持って、プロを目指して欲しいと願っています。
posted by 平林岳 at 07:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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2006年10月16日

マナーの意識

昨晩は、TBSラジオ栗山英樹さんの”エキサイト・サンデー”に出演させてもらいました。審判について深く探る”チェイス(追跡)アンパイア”というコーナーで栗山さんのパートナーとして出演しました。20分ぐらいの時間だったのですが、案の定時間が足りなかったようです。いつも栗山さんは、僕の言いたいことをドンドン聞いてくるので、すぐに時間が足りなくなります。是非、チェイス2,3と何度か企画して欲しいと思います。何度でも出ますよ!

そのコーナーの中で話題になったプレーがあります。それは、先日のプレーオフ北海道ニッポンハムとソフトバンクホークスでの試合で、ズレータ選手の2塁へのスライディングについてです。僕はその場面を映像で見ていなかったのですが、人から聞いた話では、ズレータ選手が故意に野手のグラブを蹴って、ボールが落球したようです。このようなプレーに対して、アメリカと日本でそれぞれ少し異なった感覚を持っているようです。

アメリカでは、このようなプレーは、あくまでも個々の選手が持っている”マナー”の問題として扱うので、審判として何か処置するということはありません。ただ、お互いにマナーを守るという事に関しては、厳しく考えているので、このようなプレーが起こった後に、必ず報復行為が起こることは間違いありません。上記のケースだと、ズレータ選手が次に打席に入った時に、必ず投手は頭を目掛けてストレートを投げてきます。”ビーンボール”という報復を受けるでしょう。このようにして、アメリカでは、お互いのチーム同士で野球界のモラル(道徳)を守っているのです。野球において、マナーということがとても重要視されます。

日本では、このようなケースにチーム側から審判に責任をゆだねてきます。僕もパリーグにいたときに、何度かチームから、「今のは、ラフプレーだから退場処分にしろ!」だとか「ラフプレーだから守備妨害にしろ!」などの抗議を受けたことがあります。選手間のマナーの問題なのに、なぜか審判に処置をさせるのです。これは、審判にとっては、とても大変な仕事になります。そこのところを理解して下さい。

スポーツである以上、ルールやマナーを守りプレーすることは当たり前だと思います。日本人はマナーを守れない国民だといわれます。プロ野球は、子供からお年寄りまでみんなに注目されているスポーツです。是非、”マナー”という意識をしっかりと持って、見ている人に(特にこどもたちに)悪影響を与えないようにして欲しいと思います。
posted by 平林岳 at 07:29 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
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2006年10月15日

TBSラジオ出演

先週末は、秋田と盛岡に審判講習会の東北巡業に行ってきました。いつも勉強させられるのですが、なかなか会えないかたとの講習会では、いつもその熱心さには感心させられます。ひとつでも多くを吸収してやろうという姿勢が素晴らしいです。プロとして審判をやっている自分としては負けられません。今以上がんばらねば、と改めて決意しました。

今日は、これから娘の通う小学校にあるおとうさんたちの集まり、”おやじの会”による牛すじカレーライスの販売を小学校行事にて行います。PTAや各学年の父母ごとに食べ物や飲み物の販売やバザーをします。普段付き合いが多くなる仕事関係の人々と全く違う人間同士の集まりなので、とても新鮮です。皆の思いは共通で、”こどもが喜ぶ顔が見たい!”ということに集約されています。このような活動はとても大事だと思っています。

今日の夕方、TBSラジオ栗山英樹さんの番組に緊急出演します。アメリカの審判システムや日本の審判問題などについて熱く語り合う予定です。是非、聞いてください!番組は17:30ごろからです。何時に出演するかはわかりませんか、比較的長くお邪魔できると思います。お時間が許すかたはお聞きください。

*このブログは朝7時に書いたのですが、パソコンのトラブルでアップが夕方になりました。ご了承ください。
posted by 平林岳 at 15:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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2006年10月07日

日米審判環境

パリーグのプレーオフ第1ステージが本日より始まります。先輩や同僚達の素晴らしいジャッジによって試合がよりいっそう引き立つことを期待しています。がんばってください。ファンの皆さんは、このようなプレッシャーのかかる試合でジャッジをする彼らを見守ってくださいね。ある先輩審判が、”プレーオフは、日本シリーズよりしんどいよ。”と言っていました。それだけプレーシャーのかかる試合なのです。そこんところを良く理解したうえでの応援をお願いします。

さて、これから少しずつ日米それぞれの審判が置かれている環境についての違いを述べていきたいと思います。勘違いしないで欲しいことは、どちらが良いとか悪いということをいいたいのではなく、お互いの環境を比較し、もっと良い環境へしていくためには、どうすれば良いかを皆さんにも考えて欲しいからなのです。その上で読んでください。

今回は、”競争”というテーマについて考えてみます。アメリカのメジャーリーグ審判は約65名ほど在籍しています。それと、彼らが休暇(1シーズンに1週間の休暇を5回取れる)を取った際に審判としてゲームに入る3A審判(バケーションアンパイア)が約20名がメジャーリーグの公式戦を裁いているのです。その20名を含めて、マイナーリーグには約230〜40名のマイナーリーグ審判が凌ぎを削っています。ここで、さまざまな試合経験を積んで、メジャーリーグを目指します。一番下から6つの段階を1段階づつ昇格し、競争に勝ち残ったものだけがメジャーの舞台に立てるのです。毎年20〜40人のマイナーリーグ審判が解雇や自ら辞めていきます。そして、新しい審判がその分入ってきます。これがマイナーリーグでの競争の世界なのです。この期間をじっと耐えて競争に勝ち、しかもメジャーでの空きがなければメジャーリーグ審判にはなれないのです。運やタイミングも大きく影響します。

日本のプロ野球審判はセ・パあわせて60人ほど在籍しています。この数のなかに2軍の試合を裁く審判も含まれます。日本では、いきなり3A審判になるようなものなので、プロ審判になる門がとても狭いということが問題のひとつだと思います。とても狭き門で、プロ野球審判になるのはとても難しいのです。毎年採用があるとは限りません。

どちらがいいとは一概に言えませんが、アメリカで感じることは、メジャー審判が激しい競争を勝ち残ってきた者が、あの場に立っているということを全ての関係者がわかっているということです。うまいか下手かは別としても、少なくとも何年間もマイナーリーグでいろいろな場数を踏んでいることを皆が理解し、それによって尊敬の念を持って見守ってもらっているのです。
posted by 平林岳 at 08:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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2006年10月05日

ハンカチ王子再考

昨日の国体硬式野球の部で早稲田実業高校が優勝しました。今回の大会で斉藤投手と田中投手の人気に改めてびっくりさせられました。2人とも正しく成長していき、プロの舞台での再勝負をもっと多くに人々に見せて欲しいと思います。

準決勝の試合で気になったことがありました。斉藤投手が試合後のコメントで、”ファンの期待に応えるために、ハンカチで汗を拭きました。”と言っていました。甲子園大会の後に、誰も野球規則について説明していないのですかね?厳密にルールを解釈すれば、投手に限っては、不必要な物をマウンドに持って上がってはいけないことになっています。もちろん、斉藤投手が何か不正をするためにハンカチを持って上がっていないことは、僕も信じていますが、そこから派生して、不正をする者が出てくる可能性があるということを考えて欲しいと思います。おそらく、高校野球連盟の内規で許していることとは思いますが、本人に伝えて、自主的に控える方向で考えて欲しいと思いました。なぜなら、今回のフィーバーで投手である子供達の多くが、ハンカチやタオルを持ってマウンドに立つようになるでしょう。そうすると、必ずその中で不正をしようとする投手や指導者が出てくるものです。数が増えるとなかにはそのようなことを考える人がまれにですが出現します。僅かな可能性かもしれませんが、このようなことを防ぐために規則があるのです。

甲子園大会が終了してから大分時間が経っていたのでどこからか、このような話が本人に伝わっていたと思ったのですが、伝わっていなかったようですね。少なくとも、本人に、このような規則があるということを伝えて欲しいと思います。
posted by 平林岳 at 10:58 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記
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2006年10月01日

Rain Situations

10月に入りました。本日より気を引き締めて更新をするように努力いたします。パ・セリーグの審判の皆さんもこれからが大変だと思います。ラスト・スパート、がんばってください。Finish Strong!

さて、今日は大学生準硬式野球リーグの審判をしてきました。2人制審判を2試合でした。2試合ともロングゲームで、しかも2試合目は雨中のゲームでした。アメリカであれだけたくさん雨でのゲームを経験したので、もう今シーズンはないと思っていたのが甘かったです。昨晩の予報では今日1日もつといっていた天気予報が見事に外れ、2試合目の始めから雨が降り出しました。雨はさほど強く降らないのですが、地面がだんだんぬかるんできます。5回を超えたあたりから塁審であった僕も足をとられるようになってきました。しかもその辺から試合がもつれて長くなってきたのでした。もちろん、シートなどはありません。感心したのは、選手達は一人も止めようと言い出さなかったことです。アメリカ マイナーチーム選手や特に監督は、すぐに”ケガ”が怖いので止めたがるのです。もちろん、職業としてやる以上、ケガを恐れることが当たり前なのですが、純粋に野球をプレーすることだけを考えている彼らの姿がとても新鮮でした。

このような理由からそこまで試合を進めてきましたが、さすがに限界を感じたので6回終了時でコールドゲームにしました。負けているチームはもちろんやりたかったようですが、素直に従ってくれました。日本に帰国して、Rain Situations に遭遇するとは夢にまで思わなかったです。(どこにいても、雨の中ではやりたくはないものです。)
posted by 平林岳 at 00:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

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