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2006年04月30日

泥(土)遊びーRubbing Baseball

昨日、欽ちゃん球団ゴールデン・ゴールズによる”みとしんカップ”に行ってきました。この日がオープニング試合で、年間15試合を行います。対戦相手は、募集によるもので、初戦のこの日は、元西武ライオンズで現在は、解説でお馴染みの大塚光二氏が監督である「一球幸魂倶楽部」との対戦でした。

試合前に、主催者が試合球を持って審判室に入ってきました。審判団の仕事として、このボールを試合で使えるように準備しなければなりません。これが、前回のブログでも解説した、野球規則3.01(c)の部分なのです。”こねて、ボールの光沢を消す”という作業なのですが、具体的には、日本では、砂か土を、アメリカでは泥を使用します。これらの汚れ物(?)を手につけて、この手でボールをこねる(揉む)のです。ボールを汚すといったほうがわかりやすいと思います。

真新しい真っ白なボールは、表面に”ろう”のようなものがついていて、見掛けは、きれいでいいのですが、手に馴染まないので、特に投手は、この作業なしでは、とても投球しにくくなるのです。昨日は、日本なので、グランドの土を持ってきて、その土を手に乗せて、ボールを両手でこするように揉みました。これが結構、時間もかかるし大変なのです。とくに土や砂の場合は、馴染ませるのにパワーが必要で、パリーグ時代には、年間に、手の皮が3〜4度剥けてしまうのです。久しぶりだったので、今日は、手の平表面が痛いです。

ちなみに、昨日は、プロ2軍と同じ、5ダースを準備しました。1軍やメジャーは、10ダースぐらいです。又、泥でこねるほうが、手への負担が軽く楽です。長年、試合前にこのような作業をしている僕にとって、”儀式”のようなもので、「さあ、やるぞ!」という気持ちにさせてくれる大切なルーティンワークになっています。
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■作業中のネート・ホール審判(1A)。昨年のExtended Spring Trainingにて。
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2006年度 米国ルール改正#2

■改正ルール 試合球について(規則 3.01(c))

2006年度の規則書では、
3.01(c)審判員はボールを検査し、公認球であり、ボールの光沢を消す為に正しくこねられていることを確認する。

2005年までの規則書では、
3.01(c)厳封されてある試合球を審判員だけが試合に先立って開封できる。審判員は包装を解いて、ボールを検査し、光沢を消す。

【解説】今までは、規則上、審判員がボールの開封をし、光沢を消す為にこねることを実際に行なうということが明記されていました。メジャーリーグでは、実際には、ホームチームの審判担当世話人のかたなどが、光沢を消すためにこねています。ですから、審判自身でこねる作業をしない場合が実際には、あるという実状にあわせたということでしょう。ただし、そのボールを確認する義務と責任は、勿論審判にあります。
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2006年04月29日

マイナーリーグ・アンパイアの逆襲

AMLUとは、Association of Minor League Umpire(マイナーリーグ審判協会)の略で、我々マイナー審判の労働組合です。そして、我々の交渉相手が、PBUC(Professional Baseball Umpire Corporation プロ野球審判会社)という、全レベルのマイナーリーグ審判を管理している会社です。PBUCは、審判の採用から査定、昇格、解雇など、全ての権限があります。(3A審判の昇格と解雇についての権限は、MLB(メジャーリーグ)にあります。

今回のストライキは、AMLUとPBUCとの間で交わしている、労働契約が5年に一度書き換えるということになっているので、ちょうどその更新年にあたる今年(2006年)、待遇改善を求めて、スプリング・トレーニング・ゲーム(春のオープン戦)からストライキに入っているのです。

AMLU側の主張は、7,8年の経験を積んで、3Aに昇格したとしても、メジャーにいけない限りは、審判を職業とすることだけで食べていくことが出来ない現状を、これだけ社会的に認められた仕事にも関わらず、あまりにも給料が安過ぎるのではというところです。これに対し、PBUC側は、”君達は、まだ正式な審判でなく、ひよこなのだから、現在の待遇で充分だ。”という姿勢で、AMLU側は、このあまりにも見下したPBUCの態度にとても腹を立てているのです。

当然、我々の給料は、現在出ていません。それでも、誰一人として”裏切り者”が出ていないということが、とてもすばらしいことだと思います。一致団結が出来ているといえるでしょう。僕達は、まだ実際に、執行部として動ける立場ではないので、とにかく、先輩達について行くだけですが、遠くの日本から、先輩達の活動に敬意を評し、1日も早く、その先輩達と一緒に仕事ができるようになる日が来る事を祈るだけです。
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2006年04月28日

Baseballと野球

先日、新聞紙上で巨人戦のテレビの視聴率が、チームの調子が良いのに関わらず、テレビ局が期待するほど伸び悩んでいるという記事を目にしました。やはり、強いだけでは、人気は保てないということなのでしょうか。

僕が思うに、日本では、野球に対しての価値感が”勝敗”に向いているということが関係していると思います。高校野球がいい例で、トーナメント形式の一発勝負での勝ち負けをみて楽しむという観戦スタイルが定着していることをみるとわかると思います。

ベースボールの国アメリカでは、勝敗よりも個々の選手間の勝負を楽しむというスタイルが一般化しています。WBCで日本が優勝したことでわかるように、勝つための野球は、日本の得意とするところなのです。魅せる野球を基本にしているアメリカは、このような理由でWBCでは、勝てなかったということでしょう。

巨人戦の視聴率からわかるように、魅せる野球をして、それを楽しむファンを増やさないことには、本当の意味でのプロ野球の人気回復には、ならないのです。
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2006年04月27日

It's Raining!

今日は、東京地方、朝から雨です。野球界の人にとって"雨”は、意外と嬉しいものなのです。(現場の人間だけかもしれませんが。)それは、雨で試合が中止になり、休みめるかもしれないという期待をするからです。プロの世界でやっていると、プレッシャーという重圧が常に付きまといます。(監督や選手、特に審判に。)ですから、一時なのですが、中止によってそのプレッシャーから開放されることが、何ともいえない快感なのです。(必ず、その分を何処かかで埋め合わせをしなければいけないのですが・・。)

しかし、試合が始まってからは、審判にとって、逆に大変なのです。試合を止めるのか、続行するのかを審判が決めなければならないからです。途中で止めるということは、チームにとっての利害関係が発生するので、それを決める我々にとっては、難しい判断のひとつなのです。

アメリカに渡米できない現在、スポーツマネージメント会社の(株)ライツで、サラリーマンとしてお世話になっています。(マネージメントもお願いしています。お仕事の依頼は、こちらにお願いします!)毎日、浜松町まで通勤しています。今の自分は、雨に振られることが大嫌いです。環境によって自分勝手ですよね。

今朝も、最寄駅まで歩いていたのですが、途中で、目が不自由なかたとすれ違いました。その時は、何も感じなかったのですが、通り過ぎてから、気が付きました。その目の不自由なかたは、雨のなか傘をささずに歩いていたのです。杖をもっているので傘をさせないんですね。何不自由なく、傘もしっかり持てる自分が、雨で通勤するのがめんどくさいなーと簡単に言っていることがとても情けなく思いました。

自分が思っていることが、人にとっては、どうかということも考えなければいけないのですね。軽々しくいってしまうことで、人を傷つけていることもあるということを思い知ったのでした。

■株式会社ライツ http://www.s-rights.co.jp
平林のプロフィールもこちらにあります!
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2006年04月26日

最大の敵『English!』

"What's up,Tak?"と初めてアメリカに渡って間もない頃、誰かからいわれました。"What"? "Up"? と、何だ?とクエスチョンマークが10個ぐらいつきました。中学校1年生で、初めて英語を習った際に、"How do you do?"と初対面の相手に言いなさいと習った僕にとってとても大きな衝撃でした。

ちなみにアメリカで、"How do you do?"と話しかけられたことは、一度あったか、なかったかという程度です。ほとんどの場合は、"How are you doing?"か"What's up?"を挨拶として使います。それにしても"What's up?" は、どのような意味かわかりませんでした。”何”と”上がる”で何なんだという感じです。仲間に聞いて、単なる挨拶用語だと知り、それから自分からも使ってみるようにしました。

自分の経験から思うのですが、意味を理解するというよりは、感覚的に覚えるほうが、いいみたいです。英語と考えるより、”コミュニケーションの手段”と考えたほうが使いやすいことがわかりました。

最初にアメリカへ渡った時に、初めの一ヶ月の間では、かなり英語の理解力が向上した記憶があります。しかし、その後伸び悩んでいます。自分の弱点は、単語力と文法であるということは、よくわかっています。これは、単純に”勉強不足”なのです。(わかっているけど、できないんです。)

渡米まで、与えられた時間がどれだけかわかりませんが、本気でとりあえず一ヶ月間がんばってみたいと思います。叱咤、激励をお願いします!
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2006年04月25日

審判もやります。

■4月29日(土)つくばゴールデンチャレンジ「水戸信金カップ」
 GGvs「一球幸魂倶楽部」 13:30 さくら運動公園野球場 審判します。
■5月14日(日)プロ野球セ・パ交流戦
 西武対巨人 18:00〜 インボイスSEIBUドーム FM NACK 5
 ゲスト解説です。審判の視点で野球を語ります。
posted by 平林岳 at 19:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | スケジュール
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トップガン

昨夜、うちに帰ってテレビのチャンネルを換えていると、見覚えのある映像が飛び込んできました。それは、”トップガン”という映画のシーンでした。この映画には、いろいろな思い入れがあって、自分の"Favorite Movie"(お気に入りの映画)なのです。この映画に憧れてアメリカに渡ったといっても過言ではありません。

1991年に92年からアメリカに渡るかどうか迷っている頃に、初めてトップガンをテレビで観ました。トップガンとは、全米から集められた優秀な海軍のパイロット達を、実戦形式で鍛えていき、そのパイロットを順位づけして、トップパイロットを選ぶ場所なのです。その映画と自分が行こうとしていた”アンパイア・スクール”(審判学校)がダブってみえたのです。

トップガンの映画を観て、アメリカに行ったら、絶対にやってやろうと思っていたことが、2つあります。1つがビーチバレーで、もう1つが”You've lost that loving feeling."というライチャス・ブラザースの古い名曲を覚えて、アメリカのカラオケで歌うということでした。ビーチバレーは、未だにやったことがないのですが、ライチャス・ブラザースの歌のほうは、何とかマスターして、今でもカラオケで歌い、アメリカ人から喝采をあびています。アメリカ人なら誰でも知っている曲なので、皆も合唱してくれて、場が大変盛り上がります。自分にとって、彼らとコミュニケーションをとるための大切な手段になっています。

そんな思い出の映画を観ていて、なかなか渡米できなくて、もやもやした気持ちになっていたところなので、新鮮な気持ちになり、アメリカでガンガンやってやろうという気持ちが湧き、とてもリフレッシュできましした。(同時に英語を本気でがんばらねば、と気づいたのでしたが・・・。)
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2006年04月24日

NPO法人U.D.C.

2003年の11月にNPO法人Umpire Development Corporationという団体を立ち上げました。”審判員の審判員ための審判員による法人”ということで日本の全ての審判の立場や地位を、組織や団体の枠を超えて、皆で協力し、自分達(審判達)で、向上させるということを目的で設立しました。内川君(元マイナーリーグ2A審判)と藤原君(元マイナーリーグ1A審判)と自分の3人が発起人です。

今までの主な活動実績は、我々の師匠であるアメリカ審判学校校長であり、元メジャーリーグ審判のジム・エバンス氏を招聘しての”アンパイア・クリニック”を開催したことでしょう。そこで気づいたことは、”プロ・アマの壁”や各組織や団体の壁というものが、予想していた以上に大きいのです。我々のようなプロや元プロという立場の人間は、学生野球審判のかたと接触することができないのです。もし、そのような立場のかたがたが、我々の講習会などに参加して、そのことが組織や団体にわかってしまうと、出場停止などの処分を受けることになるようです。審判の世界にも、このような壁の影響が及んでいるのです。

今期から始める事業として”審判派遣”ということを考えています。これは、アンパイア・クリニックなどで学んでもらったことを実践の場で実際に審判をする機会をつくるということが目的です。特に日本では、アメリカ審判法の基本である、”2人制審判”を実践する場がとても少ないということも、目的のひとつなのです。

現在のところ、欽ちゃん球団が行なう、”みとしんカップ”という大会(年間15試合、有料試合だそうです。)の審判を派遣させてもらうことが決まっています。自分も参加する予定です。その他、審判をしてくれるメンバーの数に応じて、派遣先を増やしていくつもりです。

皆さんのまわりでも、"UDC"の審判がジャッジしているところをみてもらえるように、がんばって活動していこうと思っています。

■特定非営利活動法人Umpire Development corporation
http://www.umpire-dc.org/
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2006年04月23日

松井秀喜選手の見逃し三振

昨日のメジャーリーグ ヤンキース戦をテレビで観戦しました。1点を追う、ヤンキース9回裏の攻撃で、2死満塁で打者は、松井秀喜選手でした。3−2カウントからの投球は、アウトコース少し遠いところだと思われたのですが、球審フィル・クジィー氏は、ストライクと判定し、見逃し三振となり、試合が終了しました。

審判サイドとして、審判が下した判定が最終的なものでありしかたないとしかいえません。が、それが野球においては、全てなのです。自分がこのようなことを言うと、”言い訳”にしか聞こえないと思いますが、これがルールなのです。そして、誤解して欲しくないのですが、全プロ野球審判員は(もちろん、日本もです。)、このルールに甘えて試合に望んでいるということは、100%ありません。試合で見せる表情や動作で、とても大柄に映ることがあるかもしれませんが、これは、試合において、審判という立場の役割からくる態度なのです。

アメリカにおいても、現在、”クエステック投球判定システム”が殆どの球場で導入されており、全ての投球が実際どこを通過してきたかという情報が、その日の球審に、フィードバックされています。(CDが渡されます。)日本では、球団に対して不利な判定があったとされるたびに、リーグに”抗議文”とその場面のビデオが送られるのです。ですから、審判は、100%その判定に対して、反省し、研究をして次回以降に生かす努力をしています。しかし、決して、審判という立場として謝罪するようなことは、できないのです。その辺をよく理解して欲しいと思います。

松井君の素晴らしいところは、その判定に対してのコメントでも、”あの辺のところは、取ったり取らなかったりなんでしょうがないです。”といっていました。そして、今日の試合で、チャンスにおいて、しっかりタイムリーを打ち、前日のことを後に残さないで、しっかりとプレーに集中できることだと思います。これは、野球というスポーツでは、とても大事なことなのです。
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2006年04月22日

2006年度 米国ルール改正#1

■改正ルール 投手が多数色のグラブをはめる(規則1.15(a)と1.15(c))
1.15(a)
投手は、白色、灰色のグラブ、又審判員の判断において、どのような方法においても相手を困惑させるようなグラブをはめることができない。
1.15(c)
責任審判員が自信で判断した場合、他の審判からの助言や相手チーム監督からの異議があった場合のどちらのケースでも、責任審判員自身が、1.15(a)、1.15(b)に違反するグラブと認めたならば、ただちにそのグラブを試合から取り除く。

【解説】今までは、1.15(a)、1.15(b)に違反したグラブを使用していた場合のペナルティが明記されていなかったが、今回明記され、ただちに試合から取り除かれるということになった。それと、今までは、投手のグラブは縫い目、しめひも、ウェブを含む全体が一色である必要があったが、今回は、その明記がなくなった。これは、審判が特に相手を困惑させるものでないと判断すれば、しめひもなどの色が全体と違っていても使用できることになった。メジャーリーグなどでは、既に使用されているという実状に合わせたと考えられる。

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Kaz Matsui!

昨日、メジャーリーグの試合で、ケガから復帰したメッツの松井稼頭央君が今季の初打席でホームランを打ちました。、これで、3年連続、シーズン初打席でのホームランということになりました。ここらへんに、彼の持って生まれた運の強さを感じます。

松井君とは、パリーグに入ったのが同じ年(同期)なので、彼が2軍にいたときからの付き合いです。とにかく、彼の身体能力の高さには、驚かされます。入団してすぐ、投手から野手に転向したのですが、もうキャンプで見たときには、プロの野手になっていました。そして、何よりもすごかったのは、肩の強さです。選手は、並んでキャッチボールをしていたのですが、彼だけは、お互いの距離が離れていっても、ず〜と球道が、投球のように低いままでした。(普通は、距離が離れると、フライ気味で投げないと届かなくなるのですが。)そして、スイッチヒッターに転向したときも、すぐにマスターしていました。

昨年、ケガでフロリダの球団リハビリ施設に来ていたときに、その施設で試合を行なうルーキーリーグに所属していた自分と再会する機会がありました。そこで、彼が必死にリハビリをする姿をみていたので、今シーズンは、どうしても活躍して欲しいと思っていたのです。スタートは、出遅れたのですが、これからガンガンやってくれることでしょう。期待して見ていてください。

メジャーでは、ケガが多い選手は、なかなか大成しません。イチロー君や松井秀喜君も、とてもケガに強いです。Kazは、彼ら以上の身体能力をも持っていると思います。ケガだけには、注意して、これからフルでシーズン活躍してくれることを祈っています。

Good Luck, Kaz!
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2006年04月21日

2006年度野球規則改正

全ての野球試合は、各国公認野球規則に基づいて行なわれています。毎年、各国では、少しずつ改正あり、規則書の原本となっているアメリカの公認野球規則に近づけるように努力しています。(現在、解釈などが違うところが若干あるのが現状です。)

原本となっているアメリカ公認野球規則は、近年殆どといっていいほど、改正などありませんでした。ところが、2006年度の規則書を見ると、かなりの個所の改定が見受けられました。ざっと見ただけですが、23箇所が変更されているようです。一気にこれだけ変わると、運用する審判サイドは、とても大変なことになります。

自分の持っている情報では、現在メジャーリーグ審判のなかで、規則委員になっているラリー・ヤング氏が、親交が深く、ルールを良く研究している(自分は、ジムがアメリカでルールを一番良く知っている人物だと思っています。)ジム・エバンス氏に変えたほうがいいと思われる個所を指摘するように要請したそうです。その結果、ジムは、230数箇所も指摘したそうです。そのなかの23箇所が今回の改正になったようです。

自分達にとっては、大変な事態なのですが、ジムが指摘していることは、常々審判学校でも彼がいっていたことなので、正しいことだと信じています。そこで、改正点について当ブログの別カテゴリーを設けて、少しずつ解説していきます。興味のある方は、そちらもご覧下さい。(どのぐらいの頻度になるかわかりませんが・・・。)

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■2006年アメリカ公認野球規則書です。なんと表紙の写真に使用されているのは、我らがヒーロー井口選手です。日本人選手では、初めての、大変名誉なことです。
posted by 平林岳 at 10:21 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記
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2006年04月20日

メディア・トレーニング

昨日、メディア・トレーニングについての概要説明を、メディア・トレーナーの片上千恵さんから受けました。自分も以前、インタビュー記事において、自分の思いや言い方と違う表現で書かれて、痛い思いをしたことがあったので、とても勉強になりました。

片上さんは、Jリーグ柏レイソルと今年で4年目の契約を結ぶなど、プロスポーツ界で幅広く活躍されているかたなのです。メディア・トレーニングとは、どのようにメディアと付き合うのか、どのような魅せ方が、自分にとってふさわしいのか、などを学ぶ場所なのだと思いました。

話を聞いて、”メディアを敵に回すほど損なことはない、メディアを見方にすれば、それも自分にとってのひとつの技術になる、ということを感じました。特に、テレビという最も世間に対する影響力のあるメディアに多く露出するプロスポーツ選手にとっては、本当に大事な部分で、その技術の優劣によって、競技人生に大きな影響が出るということがよくわかります。

メディアから出るその人のイメージや印象が、そのまま”人柄”として世の中の人が認識するということを自分の胸の内にしっかりと収めておきたいと思います。
posted by 平林岳 at 10:01 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
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2006年04月19日

ジャイアンツアカデミー

昨日、今年の4月から開校しているジャイアンツ・アカデミーという幼稚園児から小学生までのこども達対象に、週1回1年間のカリキュラムで行なわれている”野球塾”のようなスクールを見学してきました。

読売巨人軍が主催で、名誉会長を長嶋茂雄氏が勤めているもので、Jリーグのサッカー界では、以前から行なわれていたのですが、野球界では初めての試みです。日本では、少年野球チームは、たくさんあるのですが、このようなタイプのスクールは殆どなかったのです。チーム単位ではないので、日本の野球の一番の特徴であるチームの”勝敗”に関わらず、個々のこども達の能力を伸ばすことが目的として運営されているので、個人的には、とても期待しています。こども達も試合に出る、出ないというような競走がない分、自分の能力を伸ばすことに集中できて、野球本来の楽しさを知るためにはとてもいいことだと思っていました。

アカデミーでヘッドコーチをしている高田誠さん、事務局の鈴木さんとお話しをしました。お二人のこの事業に対する情熱を強く感じ、高田さんがこども達を教えている様子をみて、感激しました。人を指導する時は、その人の人間性が良くでるもので(特に子どもを指導する際には)、高田さんの素晴らしい人柄が良く現れていたと感じました。(自分もパリーグ審判時代に、オリックス捕手であった高田さんとは、接点があったので知っているのです。)

野球界は、動き出しています。今回、このアカデミーを読売巨人軍が始めたということは、とても意味のあることであるのです。
posted by 平林岳 at 12:03 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記
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2006年04月18日

ビザ H-2B

昨日、元西武ライオンズでアメリカメジャーリーグ挑戦中だった小関選手が、ジャイアンツと無事契約したようです。アメリカを諦めた理由が外国人選手枠のビザが彼のためには、もう出ない(定員オーバー)とか。ビザのことでは、本当に自分もいつも困らせられます。

メジャーリーグ審判や選手には、P-2というビザが発給されます。この種のビザは、かなりグレードが高く、融通が利くビザのようです。特殊な技能や技術が認められたアスリートや芸術家などに与えられるものだそうです。いわゆる”メジャー用”なのです。

我々、マイナーリーグ審判や選手には、H-2Bというビザが発給されます。こちらは、短期労働者や期間労働者用だそうで、職種や期間が定められたものなので全然融通が利きません。決まった仕事を決まった期間だけすることができるビザです。マイナーリーグにいるうちは、このビザなので、家族を呼んでアメリカに移住することができないのです。(収入のないオフに働くことができません。)

しかも、9.11以降、H-2Bビザの発給が非常に厳しく、アメリカで審判になるには、1年待たないとこのビザが発給されないのです。ですから、自分も2004年から働くことができるはずだったのですが、実際は2005年からになりました。しかも今季に関しても、ビザを取る為の書類が、アメリカ移民局より未だ発行されていないのでとても心配しています。
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■昨年取得した"H-2B"ビザ。パスポートに張ってある紙がビザなのですが、この紙1枚で人の人生が左右されるのです。

以前にも書きましたが、自分でコントロールできないことは、気にせず、その間に、しっかりと英語を勉強したいと思います。どなたか、お金をかけずに、日本にいてもできる効果的な学習方法を教えてくださ〜い。
posted by 平林岳 at 10:18 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記
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2006年04月17日

TGI FRAIDAYS

昨日は、日曜日でしっかり”お父さん”をしました。娘の里紗(小4)を連れて日比谷まで映画を観に行ってきました。彼女のリクエストによる映画で、楽しく観ることができました。(すみません、映画名を忘れました。)

その後、銀座の歩行者天国を歩いて、『TGI FRIDAYS』というアメリカでは、有名なファミリーレストランにランチを食べに行きました。自分は、ここの、あるメニューが大好きで、時々食べにいきます。里紗も自分の影響でこれが大好きです。
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●銀座の歩行者天国です。

その料理とは、「バッファロー・チキンウイング」というもので、味は、”すっぱ辛く”(このような味覚の料理が日本には、なかなかないのです。)フライドチキンに”ホットソース”という辛いソースをバターでマイルドに仕上げたものをよく絡めて作ります。セロリとブルーチーズ又はランチドレッシングと一緒に提供されます。アメリカでの食事で、このチキンウイングとクラムチャウダーという組み合わせのディナーが自分にとっての”ご馳走”なのです。
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●『TGI FRIDAYS』銀座店

日本にいる時期も、ときどき食べたくなるとTGI FRIDAYSに食べにいくのです。ストライキやビザ申請の遅延などでこの時期に日本にいることは、よくないことなのですが、その分、家族との時間を大切にしたいと思います。
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2006年04月16日

審判をしました。

昨日、千葉の四街道に審判をしにいってきました。今回は、社会人クラブチームのオープン戦で、野球解説者で元プロ野球選手の谷沢健一さんのYBCフェニーズの試合です。

とても強い風が吹く中での試合で千葉マリンでの試合を思い出しました。ある日千葉でのゲームで、自分が2塁塁審を担当していて、打球がセンターの方向に上がったので、判定をするために追いました。(Goes Out!)ところが風に流されて、最終的に、打球はなんと1塁側ファールテリトリに落ちたのでした。打球判断の悪さにとても恥ずかしかったという苦い思い出があります。そんなことを思い出させてくれるような風でした。

案の定、インフィールドフライのケースで2人続けて、サードの頭上に上がった打球がショートのほうへ流され、2回とも野手が捕れませんでした。しかし、我々は、インフィールドフライを宣告しました。なぜならば、宣告しなかったなら、容易にダブルプレーが取れる可能性が高いからなのです。インフィールドフライというルールは、それを防ぐためのルールなのです。

今回の試合は、今年から自分と同じアメリカマイナーリーグ審判になる、井上公裕君と2人で審判をしました。チームの人たちは、2人制審判に慣れていないので、開始前に両チームから1人ずつ審判要員を出してきました。もちろんこちらから2人でやらせてくれるようにお願いしました。

どのような試合に参加しても必ず学ぶべきことがたくさんあります。与えられた機会を無駄にせずに、しっかりと渡米準備をしていきたいと思います。

YBCフェニーズの皆さん、このような機会をいただき、ありがとうございました。谷沢さん、わざわざお電話までいただきましてありがとうございました。感激しました。

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●一緒に審判をしたマイナーリーグ審判員の井上君(UDC)
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2006年04月15日

テレビ・ラジオ出演

■4月15日(土)名古屋テレビ 24:30〜25:00
 『光る!スポーツ研究所』プロ野球審判員について
■4月16日(日)ニッポン放送(AM1242)17:30〜21:30
 『板東英二・田尾安志のプロ野球界横断ウルトラクイズ』この番組中に電話で5分ほど出演します。
■4月17日(月)TBSテレビ 24:55〜
 『MLB主義』城島健司捕手について 城島君についてインタビューに答えます。約3分ほどです。
posted by 平林岳 at 09:32 | Comment(6) | TrackBack(0) | スケジュール
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トレーニング

日本にいる時期は、生活に追われて(大げさ〜)、ついトレーニングや審判をすることが疎かになってしまいます。英語の勉強も全然できていません。(完全に言い訳です。すみません。)

今朝は、久々にジョギング(5キロ)をしてきました。家を出る前に、アミノバイタル・プロを飲んでからジョギングに出かけます。これを忘れると、明日以降、筋肉痛だらけになるのです。本当に効きます!

いつもの(毎日ではないのですが・・・。)河沿いを約30分走ります。少しきついですが、走り終えた後は、爽快です。

今日は、久しぶりに社会人倶楽部チームのオープン戦にいきます。谷澤健一さんのチームで、ご本人も来ると聞いています。楽しみです。Enjoy してきます!
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●ジョギング後です。爽快な顔でしょう?
posted by 平林岳 at 08:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

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